2019年5月13日(月)、(一社)東京大田中小企業診断士会の2019年度総会が、大田区産業プラザ(PiO)にて開催されました。会員数64名中、出席と委任状で過半数を超え、総会の成立要件が満たされました。
今回は、2016年8月8日に一般社団法人として法人化した後の、第3回の総会で、平成30年度事業報告、30年度決算、2019年度事業計画、2019年度予算、役員異動について、小林会長および高橋会計担当理事から説明があり、質疑応答の後、これらの議案が満場一致で承認されました。
平成30年度は、事業創出部が活動を開始し、創業塾の開催、蒲田西口商店街来街者調査協力、工和会協同組合との連携、西武信用金庫との包括的連携の協定書締結、等々の事業を行いました。2019年度は、これらの活動をさらに進展させ、さらにアグレッシブに取り組んでいきます。
総会に引き続き、大田区産業経済部部長 飯嶋清市様より「大田区の令和元年度産業施策」というテーマで、特別講演をしていただきました。
令和元年の大田区歳出総額は過去最高の約2,818憶円、この内、産業経済費は約47憶円で、全体の1.7%であるが、前年度比では11.6%の増加となりました。
各論では、(1)「産業のまち大田区」の将来像を示す取り組みとして、(仮称)大田区産業振興構想の策定、(2)商業振興の取り組みとしては、①商店街活性化を図るための交通事業者連携事業、②区内飲食店活性化のための「OTA!いちおしグルメ」表彰事業、③「太田のお土産100選」表彰事業(食品分野、ものづくり分野)、(3)工業振興の取り組みとしては、①(仮称)南六郷創業支援施設の整備、②小学生向けものづくり教育、(4)産業クラスター形成事業として、障がい者用スポーツ用具の開発、(5)IoT仲間まわしによる中小企業の生産性向上のための施策(大田区製造業コンソーシアムの構築推進)、(6)羽田空港跡地第Ⅰゾーンにおける産業交流拠点整備の具体的な事業内容(2020年まち開き予定)、といった内容について説明していただきました。
昨年や一昨年の説明では、課題となっていたことが、具体的な取り組みとして進められていることが、わかりました。
総会・特別講演の後、懇親会が開催され、今後の活動について、活発な議論が交わされました。
小林会長の総会での説明
飯嶋部長による特別講演