「経営デザインシート」をご存じでしょうか?内閣府知的財産戦略推進事務局が推奨する将来を構想するためのフレームワークです。経営者の頭の中にある将来構想を整理し、言語化できる優れた戦略策定ツールです。定性面にしぼり、大切なことを1枚にまとめて、全体を俯瞰できるので、とても使いやすい優れモノです。詳細については、下記のリンクをご覧下さい。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/siryou01.pdf
経営デザインシートは4つで構成されています。
1.「存在意義(目的・経営方針)」を意識した上で
2.「これまでのビジネスモデル(稼ぎ方)」を理解し
3.「これからの在りたい姿(価値を出すしくみ)」を構想する
4.「在りたい姿を実現するための戦略」を策定する
経営デザインシートは企業経営における対話のツールになります。例えば、
1. 社長と社員が共同で作成することで、経営課題の気づきや整理、新事業の構想に利用できる
2. 組みたい相手に共有して連携強化する、金融機関や支援者に共有して資金協力や助言を得られる
3. 事業承継の必要性や気づき・きっかけ、具体的な検討着手につながる
経営デザインシートの効果は次の通りです。
1. 強みの再認識
2. 将来像の明確化
3. 考える拠り所になる
4. 対話の共通基盤
5. 人材育成に活用
6. 取り組みやすい
社員といっしょに経営デザインシートに取り組むことで、社員の想いと会社の目標をつなぎ合わせて、将来のありたい姿を想い描き、一丸となってアクションへ進めていく、社員がいきいきと働く会社になる! このようなことを目指してみるのは如何でしょうか。
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(鹿谷 克巳)